加筆。

　先日はちょっとショックのあまり書きたいことを書いてしまって、ああこいつウゼエなーという感じになってしまって、申し訳なかったんですが。

　書いておかないといけないことが一つあったので・・・。
　主宰さんから丁寧な謝罪が来ました。その上で、今回の配布は、あくまで『体験版』なので、体験版にはスタッフの名前は入っていない。製品版にはきちんと入れる予定。
　ということでした。

　その他諸々は、やはり作品を出すのに一生懸命で手が回らなかったみたいです。
　サイトに声優の記載がないのが寂しいのですが、いずれ追加されることと思います。
　本当に、悪い方ではないですし、作品もすごく素敵なので、また時期を見てお仕事履歴に加えさせていただきます。


　これは、この方がどうとか言うことじゃないんですが・・・。
　無料のお仕事は控えようかなーと思いました。　あ、podcastのタイトルコールとか、そんなんはいいんですよ！

　ただまぁ・・・有料のお仕事を、それなりにたくさんいただいている中で、無料のお仕事を優先するっていうのも・・・でも、お金の問題ではないし・・・でもいろんな作品に関われたら嬉しいし・・・

　などと、大変もやもやしているんですが(笑)
　時間に余裕があればねぇ・・・お声をかけてくださる方に対して、無償だからとお断りすることはしたくないんですよ。
　大体、無償のものって、無料配布のものがほとんどですから、主宰さんたちはみんな全部かぶってらっしゃるんですよねー。そう思うと、ねぇ・・・。

　でも、最近改めて、自分の考えの甘さというか、覚悟のなさみたいなものを痛感していて、そんなにいつももやもやするぐらいやったら、もうやらんかったらえーやんか！！　的な(笑)

　考えてみれば、全年齢対象の作品なんて、出たい声優さんいっぱい居るわけだから、私が出なくても全然問題無くない！？　と、思えてきました。
　でも、無料配布のものに対して、金をよこせというのもなぁ・・・(´Д`)

　しかし・・・まあ・・・全年齢対象のお仕事が来ること自体稀なんで、作品として出すものについては、全て有償にしてもいいかな、と思えてきました。

　最初はぜ～んぶタダでやってたのにねぇ・・・。
　あれが有償になり、これが有償になり・・・と。どんどんがめつくなってきていると思われても仕方ないです。ごめんなさい。

　正直、こんなに声の活動が続けられると思ってなかったし、こんなにご依頼いただけるとも思ってなかったんで・・・。（いや、そんなに多くないやんって思われるかもしれないんですが、私の中では充分過ぎるほど多いんですよっ）
　自分なりに、楽しんで続けていける、楽な気持ちで続けていける形を、探して行きたいと思います。

思うところ。

　うまく伝えられるか分かりませんが、思うところあったので、書いてみます。

　一般向けゲームのＣＶへの出演依頼→受諾。
　当初予定声優降板のため、主宰者より依頼。
　報酬は無し。台詞数は400ぐらい。納期は一ヶ月程度。
　納期内に音声データを提出。

　という経緯がありました。
　サークルさんの処女作であり、一般向けで、無料配布する予定とのことなので、無料でお受けしました。

　提出以後、何もご連絡がないので、最初にいただいていたサイトURLに行こうとしましたがサイトが無くなっていました。
　企画がぽしゃったのかと心配しましたが、サークル名で調べたら引っ越し先のサイトが出て来ました。

　夏コミで無事配布されていたということで、形になったんだなぁと嬉しく思いました。（正直、潰れちゃうのも多いので・・・っ！）


　ただ・・・。
　残念ながら、どこにも私の名前がないんです・・・。他の声優さん達は、随分前から決まっていらしたので、ブログに名前やサンプルボイスがあったりするのですが、私は降板した方のピンチヒッターなので、名前は出ていません。
　作品の特設サイトにも、声優は一切名前が出ていなくて、切なくなりました。

　名前がなくて切なくなった理由としては、
・作品作りに参加したのに、スタッフとして認められていないと感じるから。
・自分の時間を割いて声を届けたのに、労を無視されたと感じるから。
　と、この２点だと思います。

　そして、全体的にもやっとした理由は、
・サイト引っ越しの連絡がなかった。
・配布告知がなかった。
・声優の名前が出ていない。
　この３点です。


　ただ。
　この主宰さんには全く悪意はないと思います。悲しくなったのは事実ですが、よくよく考えてみたら、たぶん考え方の違いだと思うんです。


　まず。このゲームを作るスタッフさん達は、本当に「自分達で作品を作りたい」と思って集まっている方々なので、自腹を切ることも辞さない覚悟の方達とお見受けしました。
　というか、主宰さんは全部無料で配布されるので、全部自腹です。他の技術者の方々も、作品を作ること自体を楽しんでらっしゃって、たぶん、趣味に投資するような気持ちなんだと思います。

　そして。
　ネット声優は報酬をもらわないのが普通。声優側から、作品に参加させていただいている、
という立場がほとんど。
　という事実。

　私は普段アダルト畑に居るので、有料配布作品に出演依頼を頂戴して、報酬をいただく。というのが「普通」になっています。

　しかし、世の、いわゆる「ネット声優」さん達は、一般向けのボイスドラマや、ゲームなどに、自分からオーディションに参加して、「採用してもらう」、「出してもらう」のが大半です。
　この世界では、「報酬が発生しないのが当たり前」なんですよね。
　

　だから、たぶん、サークル主宰さんの中で、「報酬が発生しないのは当たり前」という感覚があるんだと思います。それは実際そうだし、悪いことと言っているわけではありません。

　正直に言ってしまえば、「無償で声を提供したのだから」と思っていたところがあるのですが、それは、私の立場というか、私の周囲の状況の押しつけでしかなかったな、と思いました。


　主宰さんがどんな方なのか分かりませんが、悪い方でないことは確かです。ゲームを作っておられるスタッフさん達も、すごく純粋に作品作りを楽しんでらっしゃるんだと思います。
　部活動・・・みたいな感じかな？　わいわいと楽しく、好きなことをしてる、というか。
　だから、目くじら立てるのって、すごい大人げない・・・と、反省しました・・・。

　ただ、先に挙げたような理由で、もやっとしたのは事実なので、今後名前が載ると嬉しいなぁということは、お伝えしてしまいました。失礼ながら。
　ババアの言うことなんで、するっと聞き流してもらってもいいんですけどね(笑)


　これは、その方だけに言うことではないんですが・・・。

　音声ファイルの時間の、大体３倍は収録に時間がかかっていると思って良いと思います。
　台本の読み込みや、使い物になるまでの声の調整なども含めると、もっとかかるかもしれません。
　私たちは、自分の時間を提供しています。

　声優側から採用をお願いしたものはともかく、ご依頼いただくものに関しては、「その人の時間をもらう」ことについて、少しばかり思いをはせていただければ嬉しいです。
　※「お金をくれ」とか、「名前を宣伝しろ」ということではありません。その点はお間違えのないようにお願いしますっ


　同人の世界って、自由だからこそ、自分達ルールみたいなものがあって、しかもそれが、ごく細かい範囲で変わったりするものだからこその、すれ違いって、あると思います。
　それをヤイヤイ言い立てるのは、無意味だと思うんですよね。同人としての良さでもあると思うので。

　ただ、お互い楽しく気持ち良く趣味を続けるために、双方向的な気持ちのやりとりがあると、良いんじゃないかなー・・・っていうのが、今回のまとめ。


　長くなりましたが。言いたいことは伝わったでしょうか。
　感情に任せて短文で伝えちゃうと、誤解を招くっていうか、相手を悪人にして終わっちゃう！　って思ったもので。
　そうじゃないんですよー。と、言いたかったのです。


　他にもいろいろ書きたいけども、長すぎるからここまでで！

もうすぐ発売！

　以前もちらりと書きましたが、SASAYAMA.さんという、私がディーバだと思っているアーティストさんが、プライベートレーベル「Living On the Record」から、初の全国流通音源「IgE」という6曲入りのアルバムを、８月２４日にリリースされます！！！

　テンション上がる！
　いちファンとして！！(笑)

　えー。テンションが上がっているのは、いちファンとしてでもあるんですが、実は私の声を使っていただいているから・・・でもあるのです。
　ええ・・・ファンの方にはね・・・申し訳ないと思いますよ・・・。私でいいのか、と。私の声で良かったのか、と。

　でも、私は魂込めた！　SASAYAMA.さんの作るものに恥じぬよう、精一杯やった！
　だから、背筋を伸ばして言います。
　私で良かった！　の！！　・・・たぶん(笑)


　Amazonから購入が可能です。
　Amazonから購入する方は、こちら！

　曲は全部で６曲なのですが、トラックは７あって、私がお手伝いさせてもらったのは、６曲目の「Plastic Lover」という曲です。
　トラック５は、詩の一部朗読、というか、台詞になっておりまして、左右に分かれて、私とSASAYAMA.さんの声が聞こえてきます。
　この、耳元で囁かれる感じが・・・っ！　とりあえず、ヘッドフォンで聴いてください。悶えるから。（私じゃなくて、SASAYAMA.さんにね・・・）



　全ての人に、耳障りの良い音楽か？　と、聞かれたら、たぶんみんなが「No」と、答えると思います。
　彼の歌は、「生きている」からです。
　人間生きていれば、目を背けたいことっていっぱいありますよね。
　でも、彼はそれを突きつけてくる。
　でも、ただ痛いだけじゃない。それって生きているからだよね。生きるって、こういうことでしょ。だから、美しいんでしょ。って、言われてる気がする。

　彼の声と、息づかいと、音楽と、全てを融合した作品を、ぜひ聴いてください。
　そして、「生きる」ということを、感じてください。


　素敵な作品に関わらせていただいて、本当にありがとうございました。
　たくさんの方に、伝わりますように。

届けたいひとに届かない

　声というのは大体そんなもんですね。
　そして、全く「届け！」と思っていなかった方向から、思いもよらぬお声をいただいたりして、ああ、思いというのは、不思議なところに届くのだなぁ・・・と、しみじみしています。

　何年かぶり・・・というか、たぶん１０年以上ぶりに、魚市場に行きました。
　母が魚を捌く姿を、久々に見ました。こんなかぁちゃんになりたいと思っていたけど、刺身包丁すら握ったことのない自分が居ます。おかあちゃん・・・！

　どうでもいい話をしましたね。
　特に書くことがなくて。

　毎日暑くて、編集が進みません。
　自分が暑い分には良いんですが、PCが動きません。
　お待たせしている分が終わらなくて、申し訳ないです。

　作業に戻ります！


　拍手お返事・・・したものかどうか。
＞8/5　Hさま
　いつもお世話になっております。
　うん。酷い、というか・・・若い、のかなーと、思ったりして。
　社会経験があるのかどうか、あったとしても、そこでどういう教育を受けたのか。それ以前に、「働く」「お金を頂戴する」ということについて、どう思って生きてきたのか。全てが、出るんだと思います。

　私たちは、自分の名前の看板だけを背負って活動してます。
　守ってくれる人もいなければ、叱ってくれる人も、なかなかいません。
　気付けるかどうか。気付きたいかどうか、なんですね。きっと。

　いろんなことに気付いて、活動していけたら良いなぁと思っています。

なんか色々あって

　書きたい気分なので書いてみます。
　別に私に何かあったわけでは、全くないんですが。

　私は自分のこと「ボイス屋さん」だと思ってて、それ以上でもそれ以下でもないと思っています。声優さんというにはおこがましいけど、お金を頂戴している以上は、素人というわけにもいくまい・・・。そんな感じです。
　18禁な台詞を読んでいることは、別に卑下することではないと思うけど、高尚なことでもないし、偉くもないし、必要以上にありがたがられるのもおかしいし。私の場合は、単なる趣味・・・というか、好みかな(笑)

　織田リコという看板を掲げたボイス屋さんであって、タレントではないので、人間そのものをたくさんの人に好きになってもらおうとは、全然思ってなくて。気の合う人が見つかって、仲良くできればとても嬉しいけれども、誰からも好かれたい！　という意気込みは全然ありません。
　なので、たぶん、とてもひっそりと活動できているのだと思ってます。「こいつについてっても面白くなさそう」みたいな。そしてその考えは、たぶん当たってます(笑)

　いろんな人が、いろんな考え方を持っていて良いと思うのです。
　こうあるべき！　みたいなのは、その取り決めが必要な所でやれば良いのであって。
　織田リコという看板背負ってボイス屋さんをやっている以上、自分で自分の範囲を明確にしておかないと、しんどいこととか、理不尽に思ってしまうこととかが出て来てしまって、楽しく活動できなくなっちゃうんだなぁ、と、思うこともあり。

「自分で自分の価値を打ち出さないとダメだよ。しんどくなるだけだよ」
　と、厳しくも暖かい助言をしてくれる友人もおり。
　ありがたいなぁ、と、思います。

　私は私で、四苦八苦しながらも、これからも自分が「こうかな？」と思う道を、自分の看板背負って、牛歩で行きたいと思います。楽しみながら。
　傲ることなく。でも、卑下することもなく。
　私の歩く道には私しか居ないから、私の歩く道では私が一番なんです。他の方の道では、その方が一番です。自分が一番だと思ってやって行こうっていうんじゃなくて、自分の道を歩いている以上は、自分が一番になるんだな。ということを、なんとなく自覚したのです。
　何が言いたいのか分かりませんね。私にもよく分かりませんが、我が道を行きたいってことじゃないですか。たぶん。

　書きたいことが途中でごっちゃになっちゃって、全然ワケの分からない文章になりましたが、本当に、別に何があったというわけではないので、どうぞご心配なく。
　なんとなく、自分のスタンスを自分で咀嚼しておこうという気になったので。

　昔から、誰かと一緒に何かをする、というのがとても苦手だったんですよね。でも、別に人が嫌いなわけでも、興味がないわけでもないんですよ。ただ、お互いの道には干渉しないでおこうね、というスタンスなだけで。
　こいうのって、変わらないんだなぁ。
　なんか、改めて人間って、変わらないんだなって思いました(笑)



　さてさて。
　拍手のお返事を書こうと思ったのに、前置きが長すぎました！

＞8/2　Mさま
　丁寧な時節のご挨拶ありがとうございます！
　毎日暑いですねー。私の体より先にパソコンがへばりましたが(笑)
　冷たいものばかり食べていると胃腸が弱りますので、くれぐれもご自愛くださいませー。

たまには生存確認

　たまには、書きます。ブログも。

　ただいま、夏期休業中にございます。
　別に休みたくて休んでいるわけではないのですが（まぁ、休みたくないこともないのですがｗ）収録が難しい日が続きますので、いろいろとご迷惑をおかけしてしまうので、毎年この時期はお休みです。


　お部屋の防音工事を、しようかと思ったのです。
　私が収録に使っている部屋は、4畳ぐらいの納戸なんです。エアコンもありません。窓に密閉性が全く無いので、外に音がだだ漏れだと思います。
　外はわりと静かなので、外の音が入って困ることは、あんまりないのですが、こちらの声が筒抜けになると・・・アンアン言うのとか、ちょっとね・・・みたいな。
　あと、陵辱物になりますと、通報されないかなぁとか、いろいろと(笑)

　で、そういうことをいろいろ考えると、どうしても声を出すのを遠慮してしまって、出し切れないところがありまして、自分でもストレスがすごく溜まっていたし、サークルさまの台本を、わざわざ書き直していただいたりしたこともありました。

　そういうご迷惑をおかけする・・・というか、ご期待に応えられないというのは、すんごい、すんごい嫌なんですよ。やれるはず！　私はもっとやりたいのに！　みたいな気持ちがあって。

　なので、防音工事しようと思ったんです。ブースを入れるのは、耐震のこと考えてやめてくれと言われまして。（納戸が２階にあるので）

　見学もして見積もりもしてもらって・・・というところまで行ったんですが、知り合いの大工さんに、こういうことを考えていると相談したら、すごい長い時間をかけて説得されました。

「やめなさい」「もっと他にお金を遣いなさい」と(笑)

　いろいろ話を聞いて、まぁそれもごもっともだなぁ・・・と思う所も多々あり、結局、防音工事は夢の話になりました。
　でも防音はしたいので！　窓を２重にして、遮音性を高めることにしました。身の丈に合っているなぁと、思っています。一度見に来てくれたサッシ屋さんから、全く連絡ないけど。ど。

　とにかく、防音については、そんな感じです。


　えーと。
　パソコンが熱でやられちゃいまして、昼間起動しなくなりました。正確に言うと、暑い時間は起動してくれません。
　今は、フタを開けて直接風を当てて冷やして使ってます。この部屋に冷房があれば、冷房すりゃ良いんでしょうけども。
　ということで、なかなか音声の編集もできない今日この頃です。あぁ・・・。早く新しいPCにしないと・・・。


　そんなこんなな、日常です。随分長くなってしまいました。